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のとの文化

江戸時代から、加賀藩の能登・加賀・越中に伝わる庶民の風習。
嫁入り道具として持参するのれんは、
加賀友禅で鮮やかに染め抜かれた、家紋入りの一点モノ。
まさに花嫁の宝物といえる代物です。

日本有数の米どころであり、海の幸も豊富な能登は、
古来から、祭りを通して神様に自然の恵みを感謝し、
その年の豊作・豊漁を占ってきた、言わば、お祭り天国といえる土地。
中でも、「能登島向田の火祭り」は、日本三大火祭りに数えられるほど。
高さ三〇メートルもの大松明が火柱となって燃え盛る様は壮観です。
夏号では、そんなダイナミックな夏祭りをご紹介します。

奥能登の各農家に伝わる風習「あえのこと」。
「あえ=もてなし」「こと=祭り」を意味するその民俗行事は、
田の神様に一年の収穫を感謝し、五穀豊饒を祈る農耕儀礼です。
ユネスコの無形文化遺産などにも登録されており、
米どころ能登を代表する希少な農耕文化として広く知られています。
そんな貴重な伝統文化を見学してきました。