「巌門」は、能登半島国定公園に指定されている「能登金剛」の一部である天然の洞窟。
日本海の荒波によってぽっかりと空いた洞窟は、幅6メートル、高さ15メートル、
奥行き60メートルにも及ぶ大規模なもの。
岩盤に空いた穴からは、荒々しい日本海が広がっています。
また、松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台としても全国的に知られ、
同名映画のロケ地として記念碑が立てられています。
遊覧船は、能登金剛・厳門周辺を約20分かけて周遊。
4隻の船が随時運行しています。
船から見る巌門の雄大な景色は、
陸上から眺めるのとはまた違った表情を見せてくれます。
すぐ側には、高さ27メートルの塔状の巨岩「鷹の巣岩」が。
その名の由来は、昔、この岩の上で鷹が巣作りをしていたからとも、
鷹しか降りられないほどの高さがあるからとも云われています。
波食によって生まれた巌門は、日本海の荒々しさを象徴する自然の造形物ですが、
ゴツゴツとした磯を散策してみると、思いのほか波も穏やかで、
透き通った海水がキラキラと輝いています。
厳つい名前の通りゴツゴツの岩場。あの「ゼロの焦点」にも登場する観光スポット。遊覧船もあるよ。