源義経が奥州に逃亡する際、追っ手から逃れるために
舟を隠したと言い伝えられている断崖絶壁の入り江。
義経の舟は小舟だったため、間口5m、奥行き100mほどの狭いスペースに
48隻もの舟を隠すことができたのだとか。
展望できるように柵が設置されていますが、
崖の下をのぞき込むと、足がすくんでしまうほどの大迫力です。
辺りにはちょっと物騒な立て看板などもあり、
ひとりで絶壁に立っていると切なくなってしまうかも。
仲間とワイワイ来るのがオススメです。
また、切り立った崖を降りた岩場は、釣りの名所にもなっています。
日本海に面しているため、
夕日が水平線に沈んでいく様子を眺めるのも一興です。
30分程度で周遊できる散策道があるので、
荒々しい能登外浦の波風によって生まれた
迫力ある地形を体感してみてください。
義経がこの入り江に舟を隠したのは、敵から逃れるだけでなく、
折りからの嵐を避けるという意図もありました。
そのエピソードからもわかるように、この一帯は風が強く、
吹き付ける風を受け止める猛々しい松の姿が印象的。
静かで穏やかな風景の多い能登にしては珍しい光景かもしれません。
日本海からの風の強さを物語る松林。
耐えるように傾いて立つ松の木と、どこか寂しそうな海との景色が相まって、
どこか叙情的に感じてしまう風景です。
以前一度行こうとして見つけられず帰った事もあったが、今回初めて行って見てその景色に息を飲んだ。なんで今まで来なかったんだろう。地元の方もあんまり知らないんじゃないか??ここはもっと有名でもおかしくない素晴らしい景色。日の沈むマジックアワーがオススメ。