12月10日より数日間の東京出張の際、若女将の実家にお世話になってました。
料理上手なママさんの美味しい夕食の後、話は忠臣蔵へ。
「松平健が良かった。」とか「中村吉右衛門の時は誰が吉良役だった?」とか話しが咲きかけた頃、若女将が「なんで忠臣蔵はそんなに有名なの?」っと基本的な質問。
博識なご両親が説明してくれているのを聞きながら、そういえばこんなに有名な話なのに、自分も殿中での刃傷事件のイメージしかなく、何で有名なの?っという質問の答えは出て来ない事に気付きました。
さっそく本屋で文庫本を購入!結構分厚い上下巻。。いやいやそれでも話の先が気になって、どんどんページがめくられて、14日にはついに討ち入り!。本の中でも12月14日!ちょっとした感動です。
今回久しぶりに歴史物を読んで、忠臣蔵が有名な理由と、もう1つ気付いた事があります。
それは、昔の日本語には言葉の表現に隠された相手の心情を、察する美しさがある事です!
まー、小説ですから、綺麗な表現に書かれてあると思いますが、短い一言一言に色んな想いが込められていて、それを理解する相手との呼吸が、まーーーー素晴らしいと思いました!個人的にはそんな宿にして行きたい。
日本語には沢山の心理描写が出来る語彙があり、それを理解できる人がいて初めてそこに素晴らしい世界を生み出す事が出来る。忠臣蔵を読んで良い勉強になりました。
今年もあと残り4日。旅館には門松が飾られ年越しを待つばかり。何やら明後日から急に気温が下がって雪になるみたいです。皆様も風邪に気を付けて良い年をお迎え下さい!
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