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夏号の取材では撮影スタッフの皆様にご迷惑をお掛けする事となりました。自然の脅威と申しますか、不可抗力と申しますか、1匹のアブのお陰で飛行機に間に合わず取材日が1日延びてしまいました。その事を差し引けば、今回も景色、祭り、人、食などなど能登の良さをお伝えできたと思います。それにしてもアブには参った。
義経の舟隠し
蕎麦処くき
第一弾の春号に引き続き、今回も素敵なスポットや、能登人の知恵がたくさん詰まっています。取材で能登に足を運ぶ度、「帰ってきたー」と心の中でつぶやく自分がいます。私の生い立ちには縁のなかった地ですが、能登はすでに第二の故郷となりました。食べる・はたらく・ゆったりする。いたってシンプルな営みに溢れた能登を是非肌で感じてください。運転中、車に紛れ込んだアブにはご注意を!
御手洗池
民宿ふらっと
もはや能登に訪れると「帰ってきた」気持ちになるふしぎ。さて夏の取材では、奥能登に伝わる揚げ浜塩に大興奮です。海水を汲んで砂にまき、天日干しして、煮詰める。なんともシンプルで、でもだからこそ、丁寧な「手」の必要なしごと。手仕事によるものごとには、効率には換え難い輝きが宿るものだと思っています。だって揚げ浜塩はほんとうに美味しい。びっくりします。夏号は他にも、輪島朝市のおばあちゃんとの会話術や漆のうつわ、朝揚がる魚でメニューが決まるイタリアンなど手仕事ならではの楽しい価値にときめくお話がいっぱい。ちなみに某健太郎さんによるアブ脱輪事件、未だに男子がネタにしてます。
揚げ浜式製塩
ぼら待ちやぐら
食べる事、働く事、愛する事、「生きるということ」を能登で深く考える事ができた。それら全てを、彼らは時間をかけて丁寧に行っている。"苦労のあとの喜び"を知っている。緻密な毎日の積み重ねは、そんな世界に連れて行ってくれる。一つの場所に居座り続けたら決して出会えない、"景色"にきっと出会えるはず。それはどんな世界の人でも、共感できることだと思う。先人が作り上げた"景色"を、今の人が大切に守って、あなたを待っています。春と夏でこんなにも違うのかとビックリするはずです。アブもいるし。どきどきしながら、大事な人と行ってみて下さい。そう願って。
能登島向田の火祭り
旅行の初心者も上級者も、それぞれのレベルに合った楽しみを見つけられるのが能登の魅力です。グルメに目がないおねえさんも、日本酒大好きおとうさんも、その胃袋を幸せで満たしてくれる素敵な場所。敢えて言ってしまうと、頭ひとつ飛び抜けた観光地がないからこそ、幅広い層の人々に受け入れられ、飽きることのない魅力を与えてくれるのかもしれません。言うなれば、シンプルなデザインの生活道具。何度も取材で訪れたからこそ見えてきた能登の新しいイメージです。それにしても、一匹のアブがあんな大騒動を引き起こすとは…。
ギャラリーわいち
東京に生まれ、東京で育った自分は、コンビニ大好き! 野菜が苦手! 虫もダメ!という、身も心もひ弱な“都会っ子”でした。しかし、夏号の取材で能登の豊かさに触れて以来、徐々に考えが変わってきている自分に気づきました。自分の手元に届くまで、商品が経てくる様々な道のり。ひとつのプロジェクトが実現するまでに、丹念に積み重ねられてきた人と人とのやりとり。それらを実感することの豊かさを、取材させていただいたみなさんに教わりました。ブンブン飛び回るアブはやっぱり苦手だけど…夏の能登に、すっかりハマりました\(^o^)/
九十九湾遊歩道
輪島朝市